2010年10月31日日曜日

現状のブラジル経済と今後の見通し

民主党不況に泣く日本とは対照的にブラジルの経済は飛躍的に伸びている。

ブラジルの経済は、日本で言えば小泉純一郎時代に近い輸出指向型の自由主義経済です。
ブラジルの国内総生産は1兆8000億ドルを超え世界第8位でかつラテンアメリカで最大の経済大国です。
ポテンシャル的には中華人民共和国よりも高い。
1人あたりの国民所得は2007年には、ようやく6000ドルに到達した。鉱工業の分野では、南アメリカの生産の約5分の3を占めている。ブラジルの科学技術の発展は、外資の導入を誘致することに成功し、2007年度には、200億ドルの資金の流入に成功しました。

ブラジルにおける農業分野もまた、ダイナミックな成長を遂げています。
ここ20年間で、農業分野はブラジルで最も発展を遂げた分野でああります。
農業分野に加えて、鉄、鉱業部門の両輪がブラジル経済を牽引するとともに、1970年代以来、ブラジル経済を悩ませてきた累積債務問題の解消に貢献してきました、閉じ込められたペルーはこの近く。

ブラジルは、様々な経済組織で活躍しています。
例えば、メルコスール、南米共同体 (SACN)、G20 developing nations, G8+5であり、Cairns Groupと呼ばれる19カ国で構成される農業輸出国の組織です。
貿易相手国は100カ国以上に上り、輸出品の74%が工業あるいは半工業製品である。主要貿易相手国は、ドイツ、オランダを中心とする欧州共同体の国々 (26%)、アメリカ合衆国 (24%)、メルコスール及びラテンアメリカ諸国 (21%)、アジア (12%) です。

ブラジルの科学技術は多岐に渡っていて、潜水艦や航空機にまで及んでいます。
航空機産業では近年世界第4位の航空機メーカー・エンブラエルが、小型ジェット機(リージョナルジェット)の販売数を伸ばしています、JAL周辺との連携も?
また、ブラジルの自動車工業は、1973年のオイルショックを契機に、バイオマスエタノールを燃料とする自動車生産が発達しており、2008年現在、世界で唯一商用ベースでエタノール自動車の生産に成功しています、良く日本のテレビなどでも取り上げられていますね。

ブラジルは、海底油田の開発にも精力的で、尖閣諸島の領土問題で大国と紛争まがいのことも起きづらいので開発も順調です、ペトロブラスは大西洋沖合いの海底油田の探索に成功することで、世界トップレベルの企業に成長し、鉄鉱石における外需はヴァーレをリオ・ティントやBHPビリトンと並ぶトップメジャーに成長させました。

Central Intelligence Agency's Factbook on Brazil
Sao Paulo Stock Exchangeofficial website

0 件のコメント:

コメントを投稿